8月30日 石巻
8月25日から29日まで湊中学と渡波小学校で活動しました。
湊中学校では血圧を測ったり、お話をしたりで主に心のケアでした。思ったより仮設に移ってない方が多
く、なかなか当たらないと暗い表情を見せたり、かと思えば思いっきり冗談を皆で言い合って笑ったり・・・
そうして心を保っておられるんでしょうね。お酒とタバコがやめられなくストレスの何物でもないですね。
継続的に血圧を測ったり受診を勧めたりして欲しいです。
ボランティアの人数が少なく、二日間は一人で渡波小学校でした。
今後週2日の訪問になるのならラップポンの掃除と汚物回収の件を本部と相談してください。思ったより
汚物は量が多いです。掃除も小まめにしなければ臭いもきついです。ちなみに私は手作りのペパーミン
ト水でラップポン周囲の拭き掃除をしました。物を置いて帰れば良かったですね。
今回は2回目なので動きやすかったです。避難所の方との関係づくりは、同じ個所で3日以上は必要ですね。
今回も数人の方にアロママッサージしました。継続的に関わるのであればもっと積極的にできましたが、
一回施術して後は帰るだけ・・・ではアロマの良さが伝わらないので場の空気を見ながら要望がありそう
な雰囲気になった時に促すようにしました。実際お二人の方が血圧が高かったんですが施術後には20も
下がっていました。
香りはユーカリとローズウッドで、気に入っていただきました。湊中学校で近隣の方へのマッサージ告知
したところ、先月ハンドマッサージさせていただいた方がまた来てくださいました。今回はテントの中で、
着衣のままの全身ボディーマッサージをさせていただきました。
あと今後の課題として、ミーティングで申し上げた通り在宅側と避難所側で担当を分けて支援した方が
まとまりやすいと思います。
また今後地域の介護保険事業所や包括からもこぼれた被災者の方が介護や福祉の谷間に埋もれない
ように注意をはらう必要があると感じます。短期であっても私たちキャンナスができる範囲で。
また、想像ではなく、このかたがどの様なバックグラウンドがあったのか、何かサービスを使ってなかっ
たのか、どこかで関わってなかったのかなどは辿ってきちんと調べないと他の公的機関とダブってしまっ
たりして二度手間になるので気をつけたほうがいいと思われます。
8月28日活動報告 キャンナス石巻
活動内容:
・避難所3か所(中央公民館・湊中学校・渡波小学校)での住民さんのケアを行いました。お話相手や、
環境整備が主です。
・本日、「岩手に行く途中で、近くに寄ったのだが、いつもキャンナスパワーのMLを見て、キャンナスを応
援しています」という方が事務所に立ち寄ってくださいました。キャンナスの活動に注目、応援して頂き
本当にありがとうございます。
・また、29日より気仙沼の活動に参加して下さる京都からのボランティアさんが、本日石巻の事務所に
泊まりました。夜、鞄を開けると娘さんからのお手紙と、手作りのお守りが入っていたそうで、見せてく
ださいました。
「まま、いよいよ東北へ行くんだね。ママがいないとかなしいし、さみしいです。でも末っ子だけど、家事
を頑張るよ。」「(東北で活動する)覚悟はええな!」と書いてありました。
ボランティアの皆さん、それぞれ家族や恋人や友人と少しの間のお別れをして来ていて、それぞれ様々
な思いを抱いて石巻、気仙沼でボランティアをされていることと思います。いつも災害ボランティア登録
ありがとうございます。
8月27日活動報告 キャンナス石巻
・避難所3か所での住民さんのケアを行いました。お話相手や、環境整備が主です。
・本日、黄金浜会館にて地域のお祭りがありました。今日は暑く、熱中症対策が大切!と思っていました
が、子供たちは水遊びをしており、高齢の方は日陰の中にいたので、熱中症になる方はいませんでし
た。キャンナスは地域のお祭りなどがある場合、住民さんから健康管理をお願いされることがあります。
・本日は第1回目の仮設住宅での健康相談カフェでした。1週間前からカフェの宣伝をし、5名のかたが
いらしてくれました。「時々見たことがあっても、話したことなかったから良かった」と住民さん同士が
話していました。5名の方は皆高齢の方で、その仮設住宅には子供さんはいないようでした。同じ場所
で来週もカフェを開きます。今回参加してくれた方は、何度も来週のカフェ開始時間を確認してくれ、
楽しみにしてくれているようでした。
8月28日 石巻
7/18~8/23まで石巻で活動させていただきましたKです。
わたしは主に中央公民館と湊中で活動し、石巻ジュニアリーダーキャンプの引率や川開きにも参加させ
ていただきました。
ジュニアリーダーキャンプでは、カヌーなどのアクティビティもありましたが、大きな怪我人や病人が出
ることもなく、終えることが出来ました。
今回の震災で、このキャンプができるかどうかもギリギリまで分からなかったそうですが、何とか場所
の確保ができたということで、普段とは違う環境でのキャンプとなったようです。
不便な点もありましたが、一生懸命活動する子どもたちの姿を見ることができました。
今回の震災で家族を亡くしたり、被災し大変な思いをしている子どももいたと聞きました。そんな中でも、
そんなことを微塵も感じさせない姿で頑張って活動する子どもたちを見ながらここにいるたくさんの子供
たちは、私たちが一生体験することもないような大変な思いをし、色んなことを胸に抱えながら日々を一
生懸命生きているんだろうな、と感じました。
また、緊張した面持ちで参加した研修生たち(中学生)が、時間が過ぎるごとにだんだん打ち解けて笑
顔が見られるようになる姿は、見ていて微笑ましかったです。
川開きは灯篭を流すための桟橋を作るところから参加しました。まず作った桟橋を川べりに浮かせ固
定し、人が乗れるようにしました。その後、万が一のために避難場所の確認をし、夕方から灯(10000個)
の作成や灯篭流しの準備をしました。
わたしは偶然にも、”灯篭を流す”という大役をやらせていただくことができました。何の関係もない自分
がこんな大役を司っていいのか、という戸惑いもありましたが、自分の手元にやってくる灯篭たちに思い
を込めて一つ一つ丁寧に流すことを心がけました。
灯篭の中には、亡くなった家族や友人へのメッセージが書かれているものもたくさんあり、そのメッセー
ジを目にするだけで涙があふれてきました。また、川岸から個人で灯篭を持ってこられて 「この灯篭を一
緒に流してください、流すときに合図をお願いします」などと仰る方もいらっしゃり、その方々の強い思い
も肌で感じることができました。
桟橋から見る、流れていく灯篭の光がとても美しかったです。
川開きの開催は、地元の方たちにも賛否両論だったのですが(余震が続いていたり、灯篭流しが満潮
時刻と重なっていたりと危険の可能性もあったため)わたしはこの行事に参加することができて本当によ
かったと思います。
公民館と湊中では、健康管理・健康相談、住民さんのお話を聞かせてもらったり、避難所近くで在宅で
過ごされている方のお宅訪問、避難所に籍はあるけれど、日中は被災した自宅で過ごされている方のお
宅に様子を見に行ったりしていました。
避難所では特別何かをできた訳ではないのですが、「キャンナスさんがいるだけで」と仰ってくださる方
がたくさんいらっしゃり、今まで活動されてきたキャンナスボランティアの方々がいかに良い活動をされて
いたかを感じ取ることができました。
また、そう言っていただけるからこそ、わたし自身も、「何かをしなくては!」と気負わずに、「いるだけで、
お話を聞かせてもらっているだけで安心してもらえるなら、それで良いんじゃないか」という思いで活動す
ることができました。
この1カ月余りの間にたくさんのお店が再開し、少しずつですが街に活気が戻って来たように思います。
本当の意味での復興はまだまだこれからだとは思いますが、少しずつ前に向かって進もうとする人た
ちの姿を見ることができて、とても嬉しく思いました。
キャンナスも今後は仮設住宅での活動が中心になってくると思います。
避難所では仮設になかなか当たらないことに憤りを感じている方もたくさんいらっしゃいましたが、
その
一方で高齢者が一人で田んぼの真ん中にある仮設に移ることに不安を抱いている方がいらしたのも事
実です。
おそらく不慣れで不便な仮設で孤独に過ごされている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
そんな方たちのために、今後も引き続き関わっていく必要があると思います。
これからボランティアとして参加を考えておられる方々は、「もうボランティアはいらないんじゃないか」
と思わず、そんな方たちのために私たちにできることはまだまだあると思いますので、どうぞ気負わず参
加なさってください。
短い間でしたがたくさんの貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
8月26日 気仙沼
8/12~16と19~22に活動させて頂きましたHです。
自分は5月の連休明けにキャンナス号のドライバーとして面接を受けさせて頂きましたが、スケジュール
があわずその後、色々と何度もお世話になりましたが、今回初めてキャンナスの一員として参加させて
頂く事が出来ました。
前半は、送迎、青空市場のお手伝い、気仙沼での慰問ライブのお手伝い、本吉での復興祭の準備など。
後半は、送迎、男部屋の掃除、中野さんの了承を得ての、障がい者さんの松島ツアー同行などのお手伝
いなどをさせて頂きました。
今までとはまた違った意味で本当に色んな経験させて頂きました。
特に今までは、被災者の方と直接に接する機会は少なかったのですが、今回は色々な方と直接お話を
する機会がありました。
新たに思いましたのは、やはり参加してるボランティアの方々の素晴らしい事です。
お金も時間も労力も自前で、ボランティア活動するなんて今までは考える事すら出来ませんでした。
このような人々がたくさんいるのは、自分には驚嘆すべき事です。
特に長期に活動してるスタッフの皆さま、どうか十分にご自愛下さい。
また機会があればよろしくお願い致します。
8月25日 石巻
8月8日から8月18日まで石巻で活動させて頂きました、
おにぎりこと看護学生のNです。
石巻の事務所では素晴らしいおにぎりを作ったり、皆さんに癒しのアロマの香りを漂わせたり、本当に
楽しかったです。素敵な方々と共に活動でき、刺激的かつ様々な価値観を学ぶことができました。
皆さんと出会え、色々な話をできたことは、私の人生において大きな財産となりました!!本当にありがと
うございました。
さて、私は湊中学と渡波小(1日のみ)で活動をしました。また最終日は健介さんにお願いして、気仙沼
に同行させて頂きました。
湊中では青空市場の準備や、住民の方とのお話など主にしました。湊中は13人の住民で、人数が少
なく、皆さんと色々話すことができました。住民の方に逆に面倒を見て頂き、私は何をしに来てるんだろ
う~??なんて思いつつ、みなさんにお世話になってきました(笑)その中でも印象的だったのが、今まで
キャンナスで活動なさってきた方々のスゴサです!!
被災した当初の湊中学の避難所は、本当に厳しい生活を強いられていたようで、その中で「泥だらけの
廊下を掃除してくれたり、垂れ流し状態のトイレの清掃をしてくれたキャナスには本当に助かったよ~」と
D黒さんはおっしゃっていました。さらに、靴を履き替えるようにしようとキャンナスが提案してからは、廊下
もずいぶんきれいになってきたなどキャンナスでボランティアをしてきた方々の活動を住民の方々が教え
て下さいました。中でも、3月末まで看護師をなさっていた方もそのアイデアにびっくりしたという新聞紙の
トイレ。様々なアイデアを持ち、住民さんのニーズに合うことをしてきた皆さんは本当にすごいなと思いま
した。住民の方に「一番最初に来ていたキャンナスは、ずっとここに寝泊まりして、一生懸命やってくれて、
あの人達は本当にすごかったよ!」と言われる皆さんは、本当に素敵な方々なんだろうなーと住民さん
の話を聞いて感じました。
また1日しか行っていないのですが、渡波では、湊中よりも住民さんが多いので、多くの方とお話しよう
と思ってみなさんに話しかけると、必ずでてくる話がMさん!「Mさんはいないの~?」「Mじじい
は?
(by kids)」と皆のアイドルMさんに皆さん会いたがっていました。「女性よりも小まめに動いてくれてねー」
「マッサージとか上手くねけどしてくれて、でもあの気持ちが嬉しかったんだよ!」「もう帰っちゃった日は
ずっと泣いてたわよ」などなど、Mさんとの写真を自慢げに見せてくれたり、私が間違えてM岡さんと言っ
たら、Mだ!って半ギレされたり、Mさんは皆さんに本当に愛されているんだなーと感じました。それには
並々ならぬMさんの活動と熱意と気持ちがあったのだと思い、少しでも私もそういうものが持てる人にな
りたいなと思いました。
さらに気仙沼のケーウェーブでは「いつもキャンナスの方は笑顔で話しかけてくれて、そういうのがこの
時期は大切なのよ」と住民の方が教えて下さいました。
今回のキャンナスでの活動は、行く前は自分で考えて行動するって??何やればよいんだーーーーーと
不安に思っていましたが、行ったら資格とか学生とかそんなの関係なくて、色々な人がそれぞれ自分の
できることをやっていけばよいんだ!とあっけらかんとしている自分がいました。実際に初めて被災地に
行って見て、復興はまだまだこれからだし、5カ月たった今でもメディアでみる以上に衝撃を受けた部分
もありました。
避難所で生活する方から色々な話を聞き、想像もできない体験をし、過酷な生活を強いられてきた人々
と共に生活をし、活動していたキャンナスの方々に感謝しないといけないなと思いました。そのおかげで、
避難所の方に温かく迎え入れてもらい、色々なことを考え活動する機会を与えてもらえたのだと思います。
8月25日 石巻~気仙沼
キャンナスの三村です。
ひさしぶりの現地からレポ、長くなりました。。。
昨日、今日と、石巻~気仙沼に行ってきました。
正午に東京の六本木で仕事の打ち合わせをして
夕方5時には石巻のキャンナス事務所。
何度も行くと、すごく距離がちかく感じられてふしぎです。
仙台駅で、33番石巻行バス停の乗り換えも、
地元の人風に??まっしぐら。
牛タン弁当に脇目をふらなければ、7分間ですいすいです。
今回の目的はキャンナスの活動の記録の回収でした。
とはいっても、まだ活動中ですので原本は現地においたまま、
写真におさめてきました。
これをどのようにデータ化するのか、大きな課題です。
石巻のロードサイドは店が並んで開店しており、
食べ物の調達を悩んだ頃が、まるで遠いことのような錯覚に。
町の復興計画が出たとのこと。湊中周辺は居住地区になったと
地域の方がおっしゃっていました。
うれしいことに、石巻市内の看護師さんから、新しくキャンナスで
活動したいとのお申し出を受けました。
その方は、被害が小さかったエリアにお住まいとのことで、
避難所にご案内したところ、
「自分の住む町がこんなふうになっているとは…」
と、おっしゃっていました。もちろん、その方もニュースなどで避難所の
様子などはご覧になっているはず。ですが初めて直接体験すると
違うんだなあと思いましたし、見た人は、やはり伝えていくことが
大切と思いました。
本日は、地元ライオンズクラブの引率にて、岡山県からの方へ
キャンナス活動の紹介がありました。
そして気仙沼へ。
自動車を1台持って行くためにひとりで運転。
海側の道は、山、がれき、山、がれき…で心がゆれるのは変わらずですが
途中、霧が発生して、海と陸と霧の幻想的な景色を見ることができました。
気仙沼本吉町付近の温度は14時頃で23度。
いまは、津波をかぶった土地を緑の雑草がおおっていますが、
もうすぐ秋がきます。
気仙沼のミーティングに出席。
会議の席でもお話ししたのですが、たまにしか行かない私でも
また同じ顔に会えるのはとてもうれしいですし、その間に
日々、多くのことに心をくだいてきたろうと思うと尊敬の気持ち。
話題は、避難所の閉鎖に。
キャンナスとしては、応募人数も少なくなってきていますが
管理者さんの要望に応えて、最後まで支援に入ることを
あらためて確認。たとえ元気な人が避難所に残って、医療相談が
少なかったとしても、管理者さんの負担が減るなら細く継続します。
気になるのは、避難所を出られたあと、閉鎖のあと。
要介護でも、現状、ヘルパーを受け入れず
キャンナスだけが友人レベルで訪問しているケースも。
「なにかあったらあなたには連絡したい…」と、
個人の関係でやっとつながっているケースを
どうつないでいくのか、いけるのか・・・
現在、活動しているナースが心配しています。
私は、なんとかそのナースの気持ちをつなげるように…
ボランティアは原状復帰で撤退、という考えもあることは知っていますが
もしも自分が地元の人間なら、プラスがないと気持ちに
おさまりもつかないだろうなあ、と想像したり。
普段は、私は避難者さんと話す時間がないのですが、
今日はお話しする機会がありました。
人生のあれこれを教えていただき、わたしもがんばろう、と。
知恵と元気をいただきました。
だから、キャンナスのボランティアさんは、
学ぶことが多かったと言って帰るんだーと、
ちょっと共有できた気がしてうれしかったです。
9月11日は各所でイベントが開かれますね。
近いと思ったら、新幹線は東京~仙台間で2時間を切るようになってました。
はやてで約1時間50分です!
9月23日にはダイヤが戻るとのポスターが、一ノ関駅に掲示されてました。
平泉が世界遺産になりましたしね。
あそびでも東北に行きたいなあと思います。
さいごに!
情報整理をお手伝いくださる方、いらっしゃいませんか?
内容は、キャンナスパワー(このML)から
看護師の行動を洗い出す作業や、記録のデータ化など。
~9月いっぱいの予定。
関心がある方は、三村までメールください。
どうぞよろしくお願いいたします。
8月25日 石巻中央公民館
先週から風邪が流行っていましたが現在は小康状態です。高齢の方は水分を摂らない傾向にある為、適切
な水分補給と手洗いやうがいなどの促しをし、一次予防に努めています。
また本日は1件の在宅訪問を行いました。前回訪問した時から1週間期間が空いてしまったのですが、キャ
ンナスが訪問したことをとても喜んでくださいました。これからはあまり時間を置かずに訪問をするべきであ
ると感じました。
ここ数日、石巻では残暑が戻りつつあります。
体調を崩しやすい気候でもあるので、引き続き皆さんとコミュニケーションを密にし、快適に過ごせるように努
めたいと思います。
8月24日 キャンナス石巻より
活動内容:
・避難所3か所での住民さんのケアを行いました。お話相手や、環境整備が主です。
・黄金浜会館にて健康相談を行いました。健康相談にくる方は大分少なくなったようですが、黄金浜会館に
キャンナスが設置した自動血圧計を皆さん使ってくれているようです。
・27日にキャンナス健康カフェを開く仮設住宅にポスターを張ってきました。
仮設住宅での活動を行うには、活動10日前までに市へ届け出て許可をもらう必要があります。
健康相談カフェを行うお知らせは、掲示や案内の配布など自由に行ってよいそうです。
8月23日 キャンナス石巻より
8月22日活動内容:
・今月27日から仮設住宅の住民さんへのケアが始まります。仮設住宅の集会所をお借りし、健康 相談
カフェを開こうと考えています。そのカフェのために必要な、お茶などを自衛隊の物資倉庫から引き
取ってきました。
・避難所3か所のケアを行いました。ボランティアスタッフは避難所を回り、手足のマッサージやお話などを
しました。また、ラップポン(簡易トイレ)が清潔に保たれているかのチェックを行いました。
・キャンナスは8月いっぱいで、渡波小学校と湊中学校での常駐をやめ、週1回の立ち寄りをするという方
向に変わっていきます。避難所の状態がかなり安定してきたことや、キャンナスにはいつでも連絡してくれ
て構わないことなどを説明し、両避難所の本部の方や住民さんも理解してくれました。
避難所にはキャンナスが9月からは週1回の立ち寄りのみになることを書いたポスターを貼りだしています。
8月22日 キャンナス石巻より
8月20日活動内容:
・8月20日に石巻市鹿妻ではJENが主催する地域のお祭りがありました。
地域の会長の方は、「お祭りやりたいな、という小さなつぶやきが本当のことになって嬉しい」と話して
いました。
そのお祭りの抽選会での景品をキャンナスが支援(扇風機・DVDプレイヤー・掃除機)しましたので、
キャンナススタッフがプレゼンターとしてお祭りに参加しました。
・避難所3か所(中央公民館、渡波小学校、湊中学校)にて避難所住民さんのケア、環境整備を行いま
した。渡波小学校では、仮設などに移動していった住民さんが置いていった靴などが多くあるため、
現 在入居している住民さんたちに呼び掛けて、整理を行いました。
8月21日活動内容:
・現在キャンナスが入っている3つの避難所のうちの一つである、中央公民館にて風邪が少し流行ってき
ているので、マスクと手洗いなどを呼び掛けています。他の避難所では風邪は流行ってはいません。
・避難所3か所(中央公民館、渡波小学校、湊中学校)にて避難所住民さんのケア、環境整備を行いました。
キャンナスが避難所内を歩いていると、「遊んでほしいの」と言ってくれるお子さんがいて、「前はキャンナス
さんとボール遊びをしたの」と言ってボランティアスタッフとボール遊びをしたそうです。今まで石巻にて
活動して下さった多くのキャンナスボランティアスタッフが、住民の方々に温かく寄り添っていたからこそ、
今のスタッフ達も住民さんに「キャンナスさん」と呼ばれ、信頼してもらえるのだと、現在のスタッフ一同
感じています。
8月22日 石巻市渡波小学校
毎日の主な活動内容としまして、
・ポータブルトイレ(ラップポン)の交換と清掃。ラップポン使用者は、仮設トイレに行くのが困難な
高齢の方が主でした。
・校舎、体育館などの汚れた場所の清掃。特に、校舎の中央階段と西側昇降口近くの階段の踊り
場の靴ぬぎ場と子供たちの集いの場のプレイルームが汚れていました。プレイルームはカキ氷や
アイスなどの配給があったときなどが、食べ残し等の放置があり特に汚れていました。
・ハエボトルの交換。(3~4日に1回)ニュース等で取り上げられていたハエ問題は渡波小でも深刻
で、6月中旬頃からハエ対策に取り組んできました。講習会等にも参加をしましたが、いい解決策は
進入させないということだったのですが、入り口等に網戸が設置されたのは1ヶ月も後でした。
・住民の方とのコミュニケーション作り。住民の方といろいろな話をさせていただきながら、マッサージ
等もさせていただきました。
8月22日 石巻中央公民館
8月22日現在、公民館には49名の方たちがいらっしゃいます。
活動内容としては、血圧測定や健康相談などです。最近こちらでは気温の寒暖の差が激しいことやお盆疲れなどもあり、体調を崩されている方が何人かいます。多くの方は軽い感冒症状などを訴えていますが、受診をしてご自身で対処されています。高齢の方もいらっしゃるので悪化しないよう見守りと言葉掛けは必須と感じ、適宜様子を見ながら行っています。
また、現在は仮設住宅へ移ったりする方もいて、抽選に当たっていない方たちはナーバスになっている印象があります。そのような方も「キャンナスさんにしかこんな話できないから。。。」とおっしゃっていろいろと胸の内をお話してくれます。仮設住宅に対して私たちが具体的に何かすることはできませんが、
話を聞くことで一時でも気持ちがすっきりしてくれるのならうれしいと思っています。
「ピンクのシャツを見ると、今日もがんばれる!」といつも言っていただいているので、それを聞いて私たちも反対に元気をもらっています。
8月21日 気仙沼総合体育館
8月21日現在の避難者数は118名です。
8月15日に仮設住宅の抽選会がありました。朝から住民さんはその話題で持ちきりでした。今回の発表で約800人の住民さんが仮設住宅への入居が決まりました。体育館においても8~9割ほどの住民さんが仮設住宅への入居が決まりました。安堵の表情でお話をされる方がいる一方、未だ仮設住宅に当選せず、不安をもらす方もいら
っしゃいます。私たちはお話を聞くことしかできませんが、少しでも不安やストレスの軽減につながればと思います。
また体育館では9月11日に行われる合同慰霊祭に向けてメイン・サブ・武道場と3箇所ある部屋がサブ・武道場の2箇所に集約されることになりました。メインでは朝から住民さんが荷物の整理をする姿が目立っています。5ヶ月住み慣れた環境からまた新しい環境に変わるため、今後は不安やストレスの軽減のみならず、高齢者が多いため転倒などにも注意していきたいと思います。
気仙沼市の全体的な状況として、仮設住宅は気仙沼地区を除けばほとんど希望通りに入居が決まっています。今回の抽選会では気仙沼地区は5倍、その他の地区は1倍にも満たない状況でした。体育館は大きな避難所であるため、比較的市内の広い範囲から避難されています。そのため、市内の広い範囲の仮設住宅へ移られ比較的
避難者数の減りは早いようです。
しかし、市内の中心部である気仙沼中学校や市民会館の避難者数の減りは遅いようです。この理由として、気仙沼市の健康推進課の方は気仙沼の産業はなんといっても漁業、今まで漁業を基盤とし、町は大きくなってきました。町を発展させた漁業に従事しているの方の多くは港周辺の気仙沼地区に住んでおり、現在は気仙沼中学校や市民会館に避難されている方が多いようです。自分たちが町を発展させたプライドもあるようで、なかなか気仙沼の地を離れられないようです。難しい問題ですが、なるべく住民さんの意向に沿えるよう市も対応しているそうです。
気仙沼の漁港においてはたくさんの船が停泊しています。頻繁にカツオがあがり、市内のスーパーや飲食店で出されています。住民さんもよくスーパーで買って来ます。カツオの他、9月からのサンマ漁に向けても着々と準備が進められています。港が活気づくことは本当にうれしいものです。
気仙沼の活動は避難所閉鎖と伴に終了しますが、残りの期間も引き続き住民さんの目線にたって活動を継続していきたいと思います。
8月18日 湊中ソーラン
こんにちは、名古屋から参加したSです。
すっかり遅くなってしまい、申し訳ありません。
活動報告もまだですが、先に感想をお願いします。
【大漁旗ソーラン】
キャンナスが大漁旗を集めている、と伝えたとき母から教えてもらった話です
曽祖父は生前大工をしており、漁師さんの家を建てた時、
その預かりとして大漁旗を受け取たことがあったそうです。
1枚の旗ですが、その1枚1枚の旗には値段ではない とても大きな価値がある。
それを渡していただける、ものすごいことだと感じました。
キャンナスメールでの経過は知っていましたが、新聞1面にカラーで載った時には、
広げられた色とりどりの旗を見て鳥肌が立ってしまいました。
どんな想いで、どれだけの人の想いで、146枚もの旗が集まったのでしょうか。
もう、「すごい」としか言えませんが、新聞を広げたとき、ソーランを踊る子供たちを
思い出すと、まだ涙が出てきます。
旗を託してくださった方々の気持ちは計り知れませんが、暖かいなと思います。
その暖かさに触れあえた人たちは、とても幸せですね。
そして、その想いをつないでくださった 真鍋さん 舘野さん 様似の方々、
他かかわったすべての人へ、幸せを分けていただき、本当にありがとうございました。
今回の震災以後、たくさんの心温まる話を見聞きましたが、私の中で
大漁旗ソーランが最も心動かされ、涙あふれさせてもらえました。
8月1・2日と様似から来ていただけた皆様と行動を共にさせていただけました。
「ほんとうに石巻に来ていいのか、偽善ではないのか、何度も引き返そうと思いました」と
いったことを聞かせていただき心温まる想いでした。
そんな想いの中来ていただけたこと、本当に嬉しく感じました。
来ていただいて、石巻の方々にお会いしていただけたことは、石巻の方にとって、
とても嬉しいことだったと思います。
私の勝手な考えですが
今回の震災で、大切な人や毎日何気なく一緒に過ごしていた人が急にその存在を
無くしてしまいました。いつもなら言えた ありがとう、いつかは言えた ごめんなさいがもう伝えら
れません
「ありがとう」「ごめんなさい」そういったことを本人へ直接伝えられることは、本当に
幸せなことだと再実感しました。
8月16日 気仙沼
先週あたりから暑さが戻り、強い日差しが続いています。
市民会館の現在の避難者数:94名
昨日はまた仮設入居の抽選発表がありました。数名の独居高齢者の方も数名当たりました。住み慣れた町を離れ、長年築き上げてきた人間関係をすべてリセットされた状態で、交通の便が悪い山の中の仮設に行くことなった方は、やはり不安だらけです。
8月11~13日、「港・けせんぬま復活祭」が、気仙沼商工会議所や市観光課の主催で行われました。これは例年行われていた「気仙沼みなとまつり」に代わるイベントで、開催に当たり賛否両論あったようです。犠牲になった方々への追悼・慰霊の気持ちを持って、住民の方と一緒に参加しました。
住民の方々の中には、毎月の「11日」が近づく度に、いつも以上に不安定になられる方がいます。3月11日に経験したそれぞれの記憶、目にした光景、耳にした音、それらがフラッシュバックで蘇る方もまだ多いです。私が出会った方々のほとんどが、ご家族や大事な方を亡くされており、まだご遺体が見つかっていない方も多いです。仕事もなくし、仮設も決まらず、ひとりぼっちになり、それでも生きていかなくてはならない。経験していない私にはやはり分かりません。支援者としてここに入っている自分ができることの限界を、私自身も越えていかなくてはいけないんだなと度々思います。
11日夜の花火を見ながら「なーんもなくなっちまった」と、町を見下ろしながら静かにつぶやく90歳のおばあさん。「がんばっぺ!って気持ちにはまだなれないんだけど、それじゃ駄目かなあ…」と話す、息子さんを亡くされたお母さん。少しでも不安をなくし、これからの毎日を安全に暮らしていけるような関わりを、引き続き具体的に考えて行動していきたいと思います。
8月16日 石巻川開き
3月から気仙沼、石巻で計4回にわたりお世話になりましたOです。
川開き祭りでは、初めて観光で石巻へ入りました。現地で活動されていたメンバーの方々、おつかれさまでした。
ボランティアの活動が紹介されていたブースで、キャンナスが医療ボランティアのパネルで大きくたくさんの写真で紹介されていました。おー!すごーい!っと何人かで見入り、いろんな活動を思い出しました。
パレードの先頭を、湊中の吹奏楽部が演奏し、行進していきました。
自分達が寝泊まりさせていただいていた音楽室で活動していた子達がパレードの先頭で。。。グチャグチャになった本棚やバラバラになった楽譜の中から自分のものを一緒に探した子や、湊中に練習しにきていた子、そんな子達が、明るい表情で元気に演奏して目の前を通って行きました。自然と涙がこぼれてきました。感動の一言でした。
ディズニーのパレードが少し遅れて、湊中の吹奏楽部に続きました。ミッキーミニーが石巻に来たんだぁ~すごぉいって感じ。石巻にこんなに人がいたんだ~どこからこんなに人が!?ってくらい道の両サイドに人集りができていました。こんなに人集りができても大丈夫なくらい道がキレイに片付けられ、これも復興の証だなと感じました。
次々といろんなパフォーマンスが続き、湊中のソーラン節。大漁旗が法被に仕立てられ、かっこよかったです。
公民館へ顔を出しに行ってきました。ずいぶん人が減り、1人あたりのスペースも広くなってました。環境も良くなってました。職員さんに挨拶へ行くと、活動され帰られたメンバーがまた来てくれるとうれしいとおっしゃってくださいました。避難所としては9月をメドにしているとのことでしたが、まだ先は見えていないとのこと。石巻で活動していった方には、復興した石巻の姿をぜひ見にきて欲しいとおっしゃられていました。
夜は、湊中の踊り場で花火を観ました。あんなにすごかった腐敗臭が全くせず、ハエもほとんどいませんでした。湊中には、11人、主に独り男性を中心に残っておりました。みな笑顔で迎え入れてくれ、一緒に花火を観ました。例年より、花火は縮小され、1/6ほどの打ち上げ数だったそうですが、充分でした。とてもキレイでした。活動させてもらっていた湊中で花火を観れたこと、ご一緒させてもらえたことに感謝です。
湊中で生活されている方々は、今後の生活の他に、自分達の土地の権利や先祖の土地がどうなるかが心配だとおっしゃられてました。
今回、仕事の都合で灯篭流しを見ることができませんでした。川開き祭りのメインは、灯篭流しとのこと。来年もまた川開き祭りへ出向き、来年こそは灯篭流しも見たいと思います。一年後の石巻が楽しみです。
8月14日 東松山
先日梅澤専務とすみちゃん家代表と
東松島市役所に出向いたあと、東松島の小野市民センターにご挨拶に云ってきました。
大友さんによれば、こしん太鼓は伝統的なものであり、この地域では夏祭り他、慰問にいくなどして
地域活性化や社会貢献の役割を果たしているそうです。
ひとまず27日に祭りをやるそうで、こしん太鼓もみれるそうです。法被は間に合わなくても、今後大漁旗の
法被はこの地域の伝統文化が続いていく為にとっても大切なものになるとのお話でした。
それから、ちょうど私たちが辞去する時、救急車が来て(ここも避難所)中年女性が体調不良で運ば
れていきました。
救急車が来て大友さん(ここの所長さん?)が立合いをされていました。キャンナスがここにもいたら
体調悪化の前に何とか対応出来たかもしれないのになぁという思いと、こんなにも長引いてしまった
避難所での生活を恨みに思い、改めて今回の大規模災害からの立ち直りにむけて地域の人が少し
でも安心して仮設に移り、必要な手を得られるにはどうしたらいいものかと立ちすくむ自分がいました。
すみちゃん家の代表者からは、「開業医が多く被災し亡くなったら、健康不安を抱えた高齢者にとって
それをカバーする意味でも地域にもっと看護師が必要。」と言っておられました。実は東松島でも震災
後に自殺者、突然死が数名いるそうですが、役所はそれをそうと認めないでいるふしがあるとのことでした。
大島でも自殺が2名出ています。
小さな田舎町に生活している人達が心配なく、気にやんでいる事を相談しケアを受けようと思う相手
とは誰なのか、と考えてしまいます。
8月14日 石巻
今回8月5日~8月11日(移動日含む)まで、石巻公民館での活動が中心でした。
車の運転や、布わらじの作成、わらじ編み台の作成、ナースの方達と一緒に避難所内のラウンド 等
また、ティーアンドケー株式会社に紹介いただいた仙石病院他1病院に、口腔ケアの支援に
行かせていただきました。
仙石病院では、8月9日午後1時30分~4時30分 7名、8月10日午後2時~4時30分 8名
今まで、歯科医師、歯科衛生士との関わりがなかったため、口腔ケアの実際を見たのは初めてで、
非常に勉強になったと言っていただきました。
避難所では、仮設住宅に移られたりで、人数が大変少なくなっており、関わり方も以前とは、
変わってきていました。
布ぞうりの作成は、避難されている住民の方と共に一緒に作成していく中で、コミュニケーションが
とれ、出来上がった作品を見せ合いお互い良いものを作ろうと、アイデアを出し合ったり。
大変楽しい時間をもつことができました。
しかしながら、避難されている住民の方々は、お盆を前に忙しくなかなか時間がとれない状況がありました。
公民館も9月末を目途に、避難所を閉鎖する方向で、住民の皆様もそれに向けて、動かれています。
キャンナスの活動が、その時々の変化に合わせて、住民の方に寄り添って行われてきていること
に、心から感動を覚えます。
また、キャンナスに対する信頼の大きさも、肌で感じます。
8月9日 川開き
川開きの感想です。
川開き当日は、ミッキー・ミニーがパレードをするとの話しがあり、沿道には多くの人が集まりました。ディズニーランドのパレードが、石巻で見れるとは思ってもいませんでした。
ディズニーは、パレードのプログラムで2番目。ミッキーが目の前を通る時は、「ミッキー!! ミニー!!」の多くの声が響いてました。
ディズニーが通り過ぎ、湊中ソーランまで時間があったので、湊中3年生の集合場所を探してみようと会場をウロウロしていました。そしたら、後ろから「ブルさん!!」と声をかけられました。振り向くと湊中3年生が待機をしているではありませか。偶然にも、集合場所を見つけ、完成した法被を見ることが出来ました。
3年生と話をしていると、菅原代表から「今、近くにいるんだけど。どこにいる?」との電話がありました。集合場所をお伝えして、ほどなくして合流しました。
その後すぐに、札幌の真鍋さんから「今、近くにいるんだけど。どこにいるの?」との電話がありました。真鍋さんは、北海道の漁師さんと一緒にいたのです。真鍋さんに、集合場所をお伝えして、真鍋さん、北海道の漁師さんが集合場所に合流。
そして、北海道の漁師さん、キャンナスが法被を着させていただき、湊中3年生がキャンナスジャンパーを着て、記念撮影をしました。
本当は、撮ることの出来なかった写真が、偶然にも漁師さん、キャンナス、湊中3年生が集まり撮ることが出来ました。
湊中ソーランは、ルートの中の2か所で披露するとのこと。まずは、1か所目の地点まで移動しました。移動中も、色鮮やかな法被を着た湊中生を見て、「きれい」「すごい」との声が聞こえました。
いざ、踊り始めると、送られてきた大漁旗一枚、一枚を丁寧に飾り、写真を撮っていた館野さん。大漁旗を渡す際に、新聞の一面に掲載されたこと。今までのつながりによって、踊ることが出来ていると感じました。
これから湊中体育祭、来年の川開きと、多くの湊中生が踊ってくれると思います。
8月8日 湊中ソーラン
@灯篭流し
この震災で亡くなられた3000人以上の方の鎮魂、
そして復興への希望を込めて灯篭が流されました。
お坊さんのお経が聞こえる中、焼香台から川辺へ向かうと
途切れることのない灯篭が川を流れていました。
本当に何ともいえない、神秘的な光景でした。
そんな中、僕の前では若い20代くらいと思われる夫婦が、
ぬいぐるみを抱え、川をみながら、ずっと泣いていました。
言葉がでませんでした。
震災からどれだけ時間が経っても、どれだけ石巻が復興しても
きっと、ずっと、子供を失った悲しみは変わらないのではないか
と自分におきかえて想像してしまいました。
まだ一度も被災地に来られていない方には、
報道だけではなく自分の目と耳と体で、
今回東北の一部の地域で起こった悲劇を感じて欲しいと切に思います。
他人ごとではなく、島国である以上、日本のどこで起こってもおかしくない事です。
僕が被災地支援をしている中で、個人としてできると思っていることは
・自分の家族を守る為の経験を得ること
だと思っています。
自分や家族がいる地域で同じことが起こった場合、
どこに逃げれば安全か、何を優先させるべきかの判断が
見たことがないより早くだせると思っています。
地域支援をしながら、同時に自分の為にも活動していきたいと思います。
8月7日 石巻湊中ソーラン 北海道からのお手紙
先日、石巻川開き へお越し頂いたKさんからお礼のメールを
いただきましたので、一部転送致します。
ソーラン見学の際に、会長さんの驚きの声。
「ずいぶんたくさんのピンクTシャツを着た人がいて、感激しました今日はTシャツ着ていないという人もいましたね。
すごいですねー」と。
保護者の方からもたくさんお礼を言われていました。
以下メールです
今回の石巻市へ3名も訪問させて頂いて、私達は 本当に良かったです、と何度も帰宅途中に
話しながら、繰り返して家に戻りました。
石巻市の現地に行き、此の目で見れた事、感じた事、私は本当に自分の人生の中で一生涯忘れません。
瓦礫の山の中、まだ長い不自由な生活を強いられる方たちには、やはり、心を救い、癒してくれる、
キャンナスの方たちは今1番必要とされて、皆な笑顔で頑張っている事に、感じいりました。
皆さん大切な仕事の中に私達がおじゃまさせて頂き、一緒に同行してくれて、本当に申し訳なく有り
難かったです。
私達に同行してくださって、本当に疲れさせた事でしょうねえー
中略
Iの旗を飾って、歓迎して下さったご家族のこと本当にあのお母さんの気持ちも感動だった!
留守してたお父さんにも有難うございましたって、又何かのきかいにお伝えください。
中略
真鍋さん、舘野さん、キャンナスの皆さん
私達本当に感動しました。
いつか様似にも、いらして下さいね!
本当にお世話になり有難うございました皆さんご健康と御活躍祈っています!
以上です
8月6日 石巻川開き
今年の石巻の川開きには、たくさんの方に感動と元気を頂いた感謝をこめて、
様似町から3人のお客様を是非ご招待したくて、『被災地に来て頂けますか』とお願いしました。
早朝からのお越し頂いた様子など、ご報告させて頂きます
湊中学校ソーラン支援プロジェクト・・・
大漁旗募集を沿岸漁師さんに繋いでくださり、ご協力頂いたN水産会長・I船長そしてI漁労長の奥様が
お越しくださいました。御三方には、長い長い川開きの一日をお付き合い頂きました
空港から到着後、教頭先生からの震災後の新しい環境での子供たちの様子、湊中学校の伝統の行事の
様子をお聴きしました。
踊りを前に、半被を着て、笑顔輝く子供たちとの写真の一コマ。
演舞の合間、集めて頂いた旗が法被へ加工した方との出会いとお礼。
湊中学校周辺と漁港の被災状況の視察に胸を痛め、誰もが言葉を失いました
「旗を集めたい」と一声を下さった御家族との対面。
どの時間も、かけがえのない大切な時間であり、一緒に共有させて頂いた事に深い感謝の一日と
なりました。
「こんなに喜んでもらえるなんて、私達が恐縮していますよ」と会長は笑顔でたくさんのお礼を
お伝えしていました。
何よりもこの日、出会えた皆の胸が詰まったのは、ご家族の身に余るほどの歓待と旗への思い、そして
3月11日あの日から、この家で、その周辺で、何が起きてしまったのか、初めて聞かせて頂きました。
高台ゆえに土砂の崩れ、土台の傾きにありながら、つぶれなかったから と一部損壊扱いになってしまった支援金・・。土台が一番大事なところなはずなのに・・とお聴きしながら、心の声が走りました。
集まった旗の中から、「数枚を部屋に飾りたい」と言って下さり、玄関前から大漁旗を掲げてくださっていました。
感動したのは、その旗がまさに一心丸の立派な龍がたなびく一枚であったこと。
「この旗は、立派すぎて法被にするわけにはいかない!大事にしたい!と主人が言いました」とのこと。
この旗を大切にされている様子に、胸が熱くなった皆さんでした。
近所には寒さで亡くなった方がいた事、その方を地域の方で丁寧にお見送りした事、
地域で声を掛け合うようになった繋がり・・。
被災地では、親戚をふくめて祈りのいらない方がいない、あまりにも辛すぎる前夜の灯篭流し・・真剣に
ひとつひとつが生きている言葉でした。
物事には始まりがあります。途中の経過は知らなくても、続いていた出来事がありました
被災地キャンナスの支援も誰かがやればいい ではなく、(自分ができない事を)やってくれている人がいる。
だから・・“自分にできることは助けたい”・“行けない人に替ってできることをしてくる”その思いが
活動につながっています。
知らないふりをしない事が、繋がりを感じ、“色々な手と声”が心の支えになり、
また、自分自身も支えられていました。
私ができる事・・ 大漁旗を厚かましくも、お願いした日から当日までの目的は「始まりにつなぐ・・」
其々の人に“あの日・・”があったのではないでしょうか。
“湊中学校を大事に思う大人と子供が、旗を必要だと涙ながらに聴き、知った日”
声を聴いたそれぞれの人が、心にとめたこと
“漁師さんが聴いて、旗を集めてくれた日”心からの感謝と震えるほどの感動がありました
“大切なものが届き、手に触れた日”
人の大事な物と”思い”を大切にしたいと思い、手に触れてみて旗の重さがずっしりと伝わった。
1人ひとりが必要な人であると改めて感じました
“自分の事のように、喜ぶ方々の声を知った日”こんなにも、たくさんの人が あたたかい応援をしてくださり、
関心を持ってくれていた感謝と、喜んでくれている声に自分が支えられていた事に気付いた
*マザーテレサの言葉の中に「世の中の一番の貧困は無関心」この言葉が強く思いだされて『日本は
まだ大丈夫かも・・』と嬉しくなった
“次の人へ、そして次の手へ渡った日”
誰もが踊りの成功を祈り 次の力を信じた時間 を感じた。別のひとの力が確実に“実現”に向かっていると知った
“次の人が望んでいた形に変えて(半被)現実になった日”
子供たちが、思いもつかないほどの笑顔と喜びを伝えてくれた。
踊ることを喜び、半被を着用している自信が写真にも映り、行事の成功を祈り活躍への楽しみとエールを送った。
そして再び、最初の思いを繋げてくれた方へ感謝した。
様似町のお客様に「良かった」と言って頂いたこと・・・
* 漁師がつなぐ自分たちの“気持ち”を受け取ってくれた。
* 喜びがあったこと喜んでいる事を肌で感じた。
* 現地の傷みや悼みを自分の眼で確かめられた
* もっと(自分に)できることを考えさせられた
* 一生けん命に関わっている人がいる事(キャンナス)を知った
* 一生懸命生きている人がいる事を知った。
* 自分たちが大切にして欲しいと思ったおもいを、愛情深く大切に扱い、
そして感謝している事をお互いが共有できた
* そして何よりも・・嬉しかったこと
「ここ(石巻)へ足を運んで、本当に良かった」と心から言って頂けたこと
・私自身、ここにかかわりの機会を頂けた事、全ての方々へ心から、感謝いたします。
8月6日 石巻
7月30日~8月4日まで石巻で活動させていただきました看護学生のTと申します。
私は今回初めて石巻へ行かせていただきました。
初めて被災地の状況を実際に見て、短い期間でしたが体験させていただいたことで
自分の目で確かめて、経験しなければわからないことの方が多いことを知り、
被災者の方から震災当時のお話や現在の辛さなどを聞かせていただいたことも大変私の学びとなりました。
石巻の震災前の写真と震災後の写真を見せていただいた時も胸が熱くなりました。
また、川開き祭りでの灯篭流しや大漁旗プロジェクトでは命の尊さや人の繋がりと温かさを感じました。
さらに、被災地での医療体制の難しさや被災者の方が直面している厳しさもわずかながら知ることができました。
私もさらに現地の方のお役に立てるように、今以上に努力しなければと感じました。
未熟な私ですが、今回活動に参加させていただき得るものが多くあったことを忘れず、
また何かの機会に被災地の皆様のお役に立ちたいと考えております。
8月6日 石巻
7/19~26に石巻で活動させていただきましたYです。
活動報告をいたします。
○活動概要
私は特に資格があるわけではないので主に現地活動の後方支援を行いました。
・湊中、渡波小、中央公民館、小金浜会館等の送迎ドライバー。
・現地滞在場所の環境整備
エアコン取り付け。(キャンナス相模原の山口さんから部材などを送っていただきました。ありがと
うございました)
仮事務所等にスポットクーラー、洗濯機の設置。
TVアンテナの設置
湊中のLAN不具合修正
中央公民館、キャンナス控え部屋のブラインド修理。
駐車場のラインひき。
渡波小学校では以下の活動をさせてもらいました。
・ラップポン(簡易トイレ)の点検と手すりなどの消毒。
・校舎階段の掃除
・ハエトリボトルの作成と設置、交換。
セレナの助手席窓が閉まらなくなってしまいました、現在窓は何とか閉められた状況で
す。次にあけると閉まらなくなる可能性が高いので窓スイッチの配線を外してあります。
助手席窓の配線を接続して窓を開けることのないようにお願いいたします。
○感想
4月に訪れた時より臭いなどは良くなっていたが、沿岸部の魚加工場近くなどはまだ臭う。
日和山に登り石巻全体が見渡せ、改めて津波被害のひどさを感じた。
直接的に地元の方の役になってはいないのですが、現場で活動されている方の役に少し
は立てたと思っています。
台風の影響で強風が吹いた時に駅前事務所のビルは揺れていたので、地震の影響で構造
に多少なりとも影響が出ているのかなと感じた。
あっという間の1週間でした。ありがとうございました。
☆読売光と愛の事業団
☆特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
☆富士火災ふれ愛倶楽部
☆各地のライオンズクラブ
☆日本郵便株式会社
☆Derrick and Chizu White Charitable Foundation
☆積水ハウス